先に「お知らせ」欄でお伝えしてましたように、
11月5日(日)に東京の日本科学未来館で行われた
「うみぽす甲子園2023」決勝大会において、
本校の科学部が見事グランプリに輝きました!
全国制覇、おめでとうございます!!
【科学部】「うみぽす甲子園2023」決勝大会でグランプリに輝きました!|近畿大学附属広島高等学校・中学校福山校 (kindai.ac.jp)
今回はその快挙を受け、特別企画として
科学部部長の猪原桃也君(高2)にレポート記事を
書いてもらいました!(写真も科学部提供)
右端の麦わら帽子が猪原君
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みなさんこんにちは! 科学部部長兼、科学部の対大会用組織・近大福山地引網大隊《サイエンス・オブ・エンパイア》の隊長を務める猪原桃也です!
この度、11月5日に行われた『うみぽす甲子園』の決勝プレゼン大会に出場するため、4日から5日にかけて東京に行ってまいりました!
『うみぽす甲子園』とは、ポスターと活動とプレゼンで競う高校生のコンテストのことで、一次審査を通過して以降の約4ヶ月間、ブログの運営や海に関するさまざまな活動をしてきました!
この日はその集大成にして最終審査の日! 私たちが行ってきた海に関する活動を審査員の前でプレゼンします。
なお、この発表会には、猪原桃也をはじめ科学部員5人で臨みました。
この写真は福山駅の新幹線ホームで撮影された写真です。ここには10月から11月まで、我々近大福山の中学3年生が作った折り鶴アートが飾られており、見ていてとても気が引き締まりました!
【1日目午後】
1日目は大会のリハーサルと交流会が行われました。
全国から集まったファイナリスト14チームはどこも古兵(フルツワモノ)の集まりで、初日の印象は「さすがに全国はレベルが高いな...」の一言でした。
このリハーサルは、当日実際に使うホールで行われ、各チームがそれぞれ取り組んできた活動を5分以内で発表しました。倍率15倍の一次審査を越えてきただけあって、どのチームも本当に気合が入っていました。中には、幼稚園や海外の方とワークショップを開いたチームや、一からオリジナルの浜名湖名所マップを作成したチーム、実際にNGOを立ち上げたチームなどが散見され、どれも度肝を抜かれるクオリティでした。正直なところ、敗北がかなり濃厚でした...
写真はリハーサルの後の交流会で撮影されたものです。
この交流会では当日の発表順を決める抽選や、地元の名産菓子を用いた1チーム1分のプレゼンが行われました。
僕たちがこのプレゼンで取り上げた地元のお菓子はズバリ! 『カブトガニ煎餅』です! 本当は『カブトガニ饅頭』の方が見た目のインパクトが強いのですが、運営から「饅頭が多いので他のにしてください...」と言われてしまったので、渋々煎餅の方にしました。
しかしこの煎餅、すごいことに売上の一部がカブトガニの保全活動の資金に充てられるそうです! みなさんも笠岡に来た際はぜひ買ってみてください! 味はほんのり甘くてとっても美味しいです!
【1日目夜】
その日の夜は、お台場のショッピングセンターのフードコートで食べました。正直、明日の凄惨な戦いが目に浮かび、心の底から楽しむことができませんでした...
写真はショッピングセンターの敷地で撮影したものです。逆光で分かりにくいですが、等身大ユニコーンガンダムの手前に、発表メンバーが並んでいます。
ホテルにチェックインした後、怒涛の発表練習が始まりました。
東京に行く前から発表の練習そのものはしていたのですが、他チームのプレゼンを聞いて、とてもこのクオリティでは勝負にならないと思い、必死に原稿を覚え、土台を固めました。決戦前夜、副部長は緊張(と部長のイビキ)で眠れなかったそうです。
【2日目(大会当日)】
いよいよ発表当日!
メンバーの顔からは連日の疲れが取れておらず、非常に辛い心境でした...
しかし目の前の避けられぬ戦いに覚悟を決めました...!
いよいよ大会がスタートしました。
どのチームも昨日よりも明らかにクオリティが上がっており、我々同様、昨晩に猛練習をしたのだと思います。発表はYouTubeで生中継されており、緊張は最高潮に達しました。発表そのものに、致命的なミスはありませんでしたが、所々セリフが抜けたり、文法が間違っていたり、スライドを飛ばしたりと、ミスが目立ちました。自己採点では100点満点中55点といったところです。
とうとう来てしまった『表彰式』...
賞はグランプリ賞と準グランプリ賞の二つに加え、五つの特別賞からなる計7つのラインナップでした。ファイナリストチームが全部で14チームなので、上位半分にさえ食い込めば、何かしらの賞が取れることになります。
正直なところ、手応えがあまり良くなく、何とか特別賞を狙っていました。
しかし、期待の特別賞は全て他チームに取られ、胃に穴が開きそうになりました。
PTAからも補助金をもらったのに、無手で帰るのかと、泣きそうになりました。準グランプリも名前は呼ばれず、すっかり我々は絶望していました。
やつれている部長を横目に、淡々と進む表彰式
いよいよ最後の表彰
沈黙
あの大俳優、石原良純さんが静寂を切り拓いた
『グランプリは』
...
......
.........
............
...............
『近大福山地引網大隊《サイエンス・オブ・エンパイア》!!!』
『え"え"え"ぇ"ぇ"ぇ"!!!!!』
何ということでしょう! 呼ばれたのは我々のチーム名でした!
あまりの衝撃に、部員達は立ち上がり、魂のままに叫んでしまいました!
まさかの出来事に、件の部長は倒れてしまい、まさしく魂が抜けたようによろよろと表彰台に上がりました。この衝撃を超える瞬間が、果たして僕の今後に訪れるのでしょうか。
感極まった部長と副部長。体に収まり切らない感動に、思わずその場で抱きついてしまいました!
今まで部活動の最前線で背中合わせに戦ってきた親友です。
まさに、最高の青春の1ページになりました。
僕の人生を本にするなら、間違いなくここを表紙にするでしょう。
石原良純さんから手渡しされる表彰状。感動で手が震えています。
こんなに光栄なことがあるでしょうか。
副部長は感動に支配され、大号泣でした。
『グランプリを受賞されたということで、意気込みをどうぞ』
「まさか、僕たちが優勝できるとは思ってもいなかったので、本当に声が出ません。ここまで来れたのは一緒に戦ってきた仲間のお陰なので、仲間には感謝しかありません」
グランプリ賞を受賞し、我々サイエンス・オブ・エンパイアは賞金10万を取得しました。このお金は追加活動資金として、今後活用されます。
今のところ、定置網イベントの実施に使おうと考えています。
今後の報告を楽しみにしていてください!
大会の様子はYouTubeにアーカイブとして残っています。ぜひご覧ください。
我々の発表は9番目(2:17:20頃)です。
アーカイブのリンクを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=-Cz5zzuXul0&t=3251s
【大会を終えて】
大会が終了して緊張から一気に解き放たれた科学部一向。
発表会場の日本未来科学館の看板の前で記念写真を撮りました。
すでにさまざまなメディアから取材が殺到しており、ここ数日はその対応で忙しくなりそうです!
今後とも、我々近大福山中高科学部のご活躍を楽しみにしていてください!
今年いっぱいまで、うみぽす甲子園公式ブログの更新は続きます。
引き続き、お楽しみください!
https://umipos.com/koshien/blog/
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......ということで、猪原君、大作ありがとうございました!
(ちなみにほぼほぼ原文のままです)
なお、文中にもありましたように、今回の快挙は
たくさんのマスコミの皆様にも注目していただいて、
現在、讀賣新聞・毎日新聞・中国新聞に記事が掲載。
また山陽新聞・プレスシード・リビング新聞にも昨日、
取材を受けています!すごい、ほとんど全社だ!Σ(・ω・)
昨日の取材風景。記者たちを相手に猪原君を始め、
出場した部員たちが熱く体験談を語っていました!
科学部の顧問も誇らしそう!
また来月にはRCCやエフエムふくやまにも出演予定!
日時が決まりましたらHP上でお知らせしますので、
そのときはぜひよろしくお願いします!(´▽`*)