<3月21日金曜日>
カナダ研修5日目です。今日はアドベンチャーチャレンジツアーの日です!
アドベンチャーチャレンジツアーとは、各班でバンクーバー市街地・郊外の行きたい所を書き出して、それを巡るにはどういう手段を使えば良いのか、スタッフの知恵をお借りしながら自分たちで行動計画を決め、実際に自分たちでその計画に従って行ってみるというものです。
生徒たちは前日にみんなで協力して調べながら、頑張って計画を立てました。早いグループは時間内で終了しましたが、苦労したグループは+1時間半かけて作り切りました。どのグループも良かったのですが、中でも良いね!とスタッフにお墨付きをいただいたのは以下のグループです。
この3班は、特に「カナダ・バンクーバーならでは」「経験できることの多さ」「スムーズな移動」などがポイントとなり、評価が高かったです! 個人的にはC班の計画がとても良いなと感じました。バンクーバーは大都市であると同時に、少し郊外に出ると大自然と触れ合うこともできます。C班はキャピラノ吊り橋というカナダの大自然の中にある吊り橋を計画の軸にしました。英語で書かれたサイトで割引の条件を調べたり、雨予報でしたが、だからこそ自然を体感できるという書き込みを見たり、調査能力も高たったです。徒歩・バス・船などの乗り物も体験かつ駆使し、時間短縮にも工夫がありました。良い所があれば、その都度臨機応変に寄ろうとする気持ちも書き出していました。全体のバランスがとても良い計画でしたよ!
移動する前には、エアタグを配布しました。ご存知の通り、iPhoneのアプリで今どこにいるのかがわかる優れものです。ルートから外れればこちらから連絡することができます。iPhoneにはこんな感じで出てきます。
こうやってしっかり準備をして、いよいよ出発です。各班出発の発声をして気合を入れて出発してもらいました!
同時にフォトコンテストを実施し、各班でベストな写真を撮ってきてもらって、バディ(UBC学生)に投票してもらうことにしました。各班のベストショットはこちらです!皆さんはどの班が良いと思われますか??
9時に出発し、15時までに帰ってくるという長時間の自由研修でしたが、別のところへ行くわけでもなく、離脱することもなく、そしてどの班も遅れることなく帰ってきました。優秀です!
特に素敵なエピソードを2つ紹介します。
1つ目は先述したC班のことです。客観的に見ても素敵な計画だったのですが、実際に体験した本人たちは想像していた以上に大満足だったようで、5人が口を揃えて「本当に楽しかった!!」と言っていましたし、全員の表情がそれを物語っていました。ダウンタウンやショッピングセンターでは手に入れられない 'Capilano'のお土産も手に入れていましたよ!
2つ目はB班です。B班もC班同様に帰ってきた時は満足感に包まれていました。グループ全員でお揃いのパーカーを買い、そして全員で着て帰っていました! グループ全員がお互いのことを考えて行動してくれた結果なのではないかと思いました。
数日集団行動をしているため、とても疲れている中でのさらに長時間の集団行動で、大丈夫かな?と少し心配していましたが、それを払拭してくれるみんなの力!! 感動しました!
夕方からは明日から行われるPBLの準備を開始しました。PBLとは「課題解決型学習」のことです。この研修の最初の時にもお話をしていただきましたが、現地スタッフ代表の方にこのPBLの意義をお話ししていただきました。これから迎えるシンギュラリティ(AIが人間を超えた時代)の時代を生きていくには、昔からある考え方にそのまま当てはめても全く意味がないことも多くなってくると思われます。その時代を生きていくには答えそのものではなく、答えを考えるそのプロセス自体が必要になってきます。今回はその練習をするわけですが、なんとネイティブスピーカーであり、かつ世界有数の大学であるUBCに通っている生徒が各グループに1人ついて、2日間ずっと英語で活動していきます! とても貴重な体験です!
今日はさらにその練習をしてみました。「PBLを成功させる」というテーマについて、まずどんな課題があるか?をたくさん付箋に書き出し、それをカテゴリに分類し貼り付けます。そのカテゴリの中から1つ選び、なぜ課題になっているか、そしてどうやったら解決できるのかをみんなで考えます。その解決策も軽いものから重いものなであるので、さらに3段階に分けました。どのグループもとても熱心に活動していました!
この活動は明日のPBLに活きてきます。今日は日本語ですが、明日はバディとの会話はAll English! 一生忘れない体験にしてほしいですね!